無肥料栽培というと、肥料もやらない野放しの栽培方法と勘違いされる方もいらっしゃると思いますが、実は無肥料栽培こそ一番手がかかる、農家にとって苦労の多い農法といっても過言ではありません。
農薬をまくと、害虫を駆除するばかりでなく、土壌に生息している有益な微生物まで殺してしまうため、土が痩せ、余計に肥料をやらなければならなくなります。
そして、その過保護の結果、見た目は立派でも病気や虫に対する抵抗力が弱い野菜が育っていき、さらに農薬が必要になっていくという悪循環に陥ってしまいます。
このような土壌では、もはや農薬無しには野菜がつくれない状況になっています。
豊かな土壌で育てていれば、野菜は本来農薬も肥料も必要ないものなのです。
野菜が育つ条件は、陽光、水分、土のバランスで決まります。
良い土壌とは、通気性、水もちと水はけのバランスのとれたものをいいますが、野菜によって乾いた土に適するもの、湿潤を好むものがあるので、様々な点を考慮して私達は植えるものを選んでいきます。
段階からいえば、まず有機栽培で土壌のコンディションを整え、それから徐々に肥料を減らしていき、無肥料へと移行していきます。