4月 27

「有機栽培農法」と違って、「無肥料栽培農法」とは、化学肥料・農薬はもちろんのこと、有機肥料(畜産堆肥、米ぬか、油粕、魚粕を含む、自然堆肥)を一切使用せず、土壌と作物そのものがもつ本来の偉力を発揮させることで作物を栽培する農法のことです。
だからといって何も手をかけずに育てる放任とは違って、除草、耕起(耕すこと)、管理は充分にしっかりと行います。

こうした無肥料栽培農法の始まりは、身近な山々の木が病虫害で全滅したとか、川原に育つ草々が虫食いだらけにならないということです。
身近な森の自然は人が肥料を入れることはありませんし、森の落ち葉には十分な肥料成分はありません。それなのになぜ森は大きな大木を育てる力があるのでしょうか?という疑問から無肥料栽培農法がスタートしているのです。

現在の一般的な農法では、農産物を収穫するときに、その分の養分を土地から収奪するから、生産を持続的に続けようとすれば収穫物に相当する肥料を入れ続けなければ土に養分がなくなって生産量は落ちるといわれています。

しかし無肥料栽培農法でも一般農法並みの収穫を得られているという事例もあります。そのメカニズムや学説については詳しいことはわかりませんが、経験則として成功しているケースもあります。

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4月 8

肥料をやりすぎると、植物の中でチッソ分が未消化の状態になってしまします。
チッソは、アミノ酸の原料です。
そしてアミノ酸はタンパク質の原料になりますが、チッソ吸収が多すぎると、光合成が間に合わず、アマイドの生成につながるといわれています。
未消化のチッソ分は亜硝酸ナトリウムに変化し、人体内二級アミンと反応するとニトロソアミンという超発がん性物質を産生する恐れがあります。
この点から言うと、肥料のやり過ぎは永続可能とはいえません。

3月 26

無肥料で野菜を作ろうとすると、育苗の時期に生理障害という壁にぶつかる。
圃場で種から栽培する場合は問題になりませんが、ポットで栽培すると、葉がポットからはみ出るくらい生長した頃から葉が黄色くなったりと生理障害が出てきます。
ポットなどの狭い空間では、生長するエネルギーが足りないからです。

土に栄養分が足りず、さらに根が形よく張っていないために自然のエネルギーが供給されません。
僕なりの考えですが、植物でも動物でも少量の栄養分を吸収し体の側を大きくすることによって、自然のエネルギーを受け入れやすくしているのではないかと思っています。

ですから、育苗期間が長い野菜では、この根圏が狭いことは問題になります。
生理障害が出ても、圃場に定植してしまえば次第に緑色になり健康を回復したかに見えます。
しかし、伸び伸びと育ってきたわけではないので、耐病性や収穫量は落ちます。

これを防ぐためには、

1.大きなポットを使う。
2.育苗に使う土の栄養分を高める。

3月 5

硝酸態窒素とは植物にとっては必要不可欠なものといわれてる。
植物の栄養源のうち最も代表的なものが窒素です。
タンパク質は窒素を含む有機化合物で、そのタンパク質は細胞の原形質の主成分です。
窒素は植物の成長と身体を維持するためには必要不可欠な養分になってきます。

植物は、その窒素を根から吸収するのですが、ひとことで窒素といっても土のなかでは色々な形になっていく。
植物の根が吸収できる窒素の状態になったものを硝酸態窒素と言います。
それは、例えば落ち葉や枯れ草などに窒素が含まれていたとしても植物はそこからすぐに窒素を吸収することはできませんと同じ。

未分解の大きな有機態窒素は各種細菌の働きによってアンモニア態窒素、硝酸態窒素へと形を変え、名前を変えていっていきます。
植物が吸収できる状態の窒素を硝酸態窒素といいます。
植物が窒素を吸収するときは、もとの窒素の形が有機肥料であろうとも化学肥料であろうとも最終的には無機物の形で作物に吸収されている。

そこで、どうして硝酸態窒素が問題になるのか。
問題となるのは、土壌中の窒素濃度が過剰な場合、植物体へ窒素分の移行が促進され、植物体内の硝酸態窒素が過剰に蓄積されてしまったときです。
また、普通に作物に吸収された硝酸態窒素でも、極端な天候の不順や曇りの日が続いたりした場合、光合成力が低下し、同化作用が鈍くなった場合などにも植物体内に硝酸態窒素の過剰蓄積につながるからです。