7月 5

無肥料栽培というと聞こえは良いです。
化学肥料を始めとした肥料を使わずに栽培しているのですから、身体に良いというイメージをまず持つでしょう。
しかし、同時にそんなことが本当に可能なのか?といぶかる人もいます。
肥料を与えずに食物として育つのだろうか、と。

疑問に思う気持ちは判りますが、次のように考えることもできます。
とある農業組合でリーフレットを作成されたものでの意見なのですが、無肥料栽培こそ自然の摂理に則った栽培方法なのだとか。
本当の自然とは、人の手が加えられていない自生による自然です。
肥料はもちろんのこと、栽培も保存の努力も加えられていません。
そんな真の自然とは厳しいものでもあり、豊かに育つこともあれば絶えてしまうこともあります。
しかし、それは長い目で見ると自然の循環の中の一部に過ぎないというのです。

そこへ、例え栽培を促すためとはいえ肥料を与えてしまうと、人の手が加わることによって自然に有るべき循環が壊れてしまうのだとか。
そのため、無肥料栽培こそが自然の循環をなるべく保つ栽培方法なのですね。

「なるべく」と表現したのには理由があります。
そもそも人の手を加えないということは、農業としても栽培しないということ。
農業としないということは、食物が自生するのを待ち、しかし収穫さえしないということが自然の循環を壊さないことになるのですが・・・とはいえ食物を確実に得るためには農業は止めるわけにはいかないので、結局は人の手が少なからず入るのですね。
無肥料栽培さえしなければ自然の摂理に則っている、というわけでもないのです。

3月 8

春になると、たくさんの綺麗な桜が咲きますよね。
この桜は、特別肥料をやって育てている訳ではありませんよね。
しかし、温かい春になると綺麗な花を咲かして私達の心に感動を与えてくれます。
また、アスファルトだらけなのにその隙間から出ていている雑草。
この雑草の持つ強い生命力を感じる事が出来ますよね。
アスファルトだらけの所には、満足な土があるわけでもないしましてや肥料となるものも一切ありません。
ですが、必死に力強く育つその姿に感動する事もあるでしょう。

無肥料栽培とは、人の手では養分を与えない方法です。
そもそも土本来の力だけを利用をして、野菜や果物を育てるという自然農法の事です。
自然農法と言えば、肥料もやらない。
手も加えないので、野放しをしている栽培方法だと勘違いされている方も多いみたいです。
自然栽培の方が、手がかかるとも言われているんですよ。

作物を育てるのに、農薬をまきますよね。
この農薬をまくと、害虫を駆除する事が出来ます。
たくさんの生物を殺してしまう農薬は、害虫だけではなく土壌に生息している大切な微生物まで殺してしまう恐れがあります。
そして、この農薬をまく事で土が痩せてしまいます。
すると、いつも以上に余計に肥料をやらなければならないと言う事になってしまう事も。
このように育てられた作物は、見た目は綺麗で立派に育った作物であっても病気や虫に対する抵抗力が弱い野菜という事になります。
そして、その為には農薬が必要な作物となっているのです。
その為、このような土壌になってしまうと無肥料栽培はもちろん、農薬が無いと野菜が育たない事になってしまうんですよ。

人間が手を加える事で、本来の野菜が育たないという土壌となってしまう恐れがあるということなのです。
野菜が育つ条件というのは、光と水そして土のバランスなのです。

9月 12

無肥料栽培とよく勘違いされやすいのが、有機肥料栽培や無農薬栽培。
私の近所でも、アパートで幼児教育の為にと無農薬栽培をされている新米のお母さんがいらっしゃいます。
プランターで一生懸命育てているのですが、肝心のお子さんが野菜の栽培に対して無関心のようです。

これに懲りずに毎年野菜作りに励んでいただきたいですね。
そしていずれは無肥料栽培へと進んできてほしいです。

9月 5

最近は純粋な農業人口はだんだん少なくなってきてますね。
職種の多様化に伴い、生活の原型になる生産に従事する人が高齢化していくばかり。
無肥料栽培と今は少し特別な言い方をされてますけど、昔は当たり前だったこと。
どんどん人間、面倒くさいが優先になり便利さを求め過ぎてしまいました。
そのつけが回ってきてるから昨今のエコブームが起きているんでしょう。
地球温暖化はお金では絶対に解決できませんもんね。

農地を売って農業を離れる人の理由には高齢化や重労働。
そのほかにも土地管理に関する税金対策にもあると思います。
無肥料栽培に限らずですが、農地に関してもいろんな規定があります。
例えば先代から受け継いだ土地についての譲渡所得やその他の税の管理。
きちんとした納税が行われなかったら加算税を課せられる事態に。

無肥料栽培などの農業そのものの事も考えなければいけない。
産物を生みだす土地についても考えなければいけない。
これからますます厳しい状況の農業界かもしれませんね。