2月 25

この栽培方法は、土の力を生かす方法です。

土がもつ機能が最大限に発揮できる状態になると、人が肥料を入れる必要がなくなってきます。
それでも収量があり、高品質な農産物が収穫できるようになります。

施肥栽培では、肥料の力で栽培します。
無肥料栽培では、肥料の力はなく、土の力だけに依存することになってしまいます。

単純に無肥料にすればすぐに施肥栽培と同じような収穫ができるということはあまりありません。
できるようになるためには土に溜まった、残留肥料や異物となるものをできるだけ除くと同時に、土そのものの力をつけます。
また、実際の栽培に携わる人の繊細な技量や自然を見る目が重要になってきてしまいます。

2月 20

無肥料栽培というと、肥料もやらない野放しの栽培方法と勘違いされる方もいらっしゃると思いますが、実は無肥料栽培こそ一番手がかかる、農家にとって苦労の多い農法といっても過言ではありません。
農薬をまくと、害虫を駆除するばかりでなく、土壌に生息している有益な微生物まで殺してしまうため、土が痩せ、余計に肥料をやらなければならなくなります。
そして、その過保護の結果、見た目は立派でも病気や虫に対する抵抗力が弱い野菜が育っていき、さらに農薬が必要になっていくという悪循環に陥ってしまいます。
このような土壌では、もはや農薬無しには野菜がつくれない状況になっています。
豊かな土壌で育てていれば、野菜は本来農薬も肥料も必要ないものなのです。

野菜が育つ条件は、陽光、水分、土のバランスで決まります。
良い土壌とは、通気性、水もちと水はけのバランスのとれたものをいいますが、野菜によって乾いた土に適するもの、湿潤を好むものがあるので、様々な点を考慮して私達は植えるものを選んでいきます。
段階からいえば、まず有機栽培で土壌のコンディションを整え、それから徐々に肥料を減らしていき、無肥料へと移行していきます。